2016年8月20日土曜日

スヴァン・ヒルズ・ヴァーチャル美術館・ミュシャ展


セカンドライフ、インワールド内、スヴァンヒルズ美術館にて

「ミュシャ展/ハンス・マカルト併設展」開催中!
 <リトグラフ、油彩、パステルetc. 展示作品数:259点>

セカンドライフ内スヴァンヒルズ美術館 SL url


セカンドライフ(以下SL)という仮想空間の中で限りなく現実に近い美術館を再現する試みです。そのため、SL的な要素(アバターが飛べる、オブジェクトは無重力etc.)を極力排除し、この美術館をそっくり現実でも構築可能と考えられるような(建物の強度やライフラインは別として)そんな美術館を目指しました。

この美術館は、館内の展示を隅々まで見学することによってミュシャの全てがわかる・・・という代物ではありません。壁の全面をたくさんの説明パネルで満たせば、あるいはそういった美術館を作ることも出来たかもしれませんが・・・。

当美術館は、お越しいただいたセカンドライフのユーザーが多くの美しい作品にスピーディに触れていただくために、詳細かつ曖昧な説明文章を省くことによって「ミュシャ作品の図録」的な役割を果たすことを前提に建築しました。ここで出会った作品に興味を抱いていただくことが見学者のボキャブラリー向上に繋がれば良いなと思っています。さらに、あたかも現実世界の美術館を廻っているような気分に浸っていただければ嬉しいと思います。


<景観:正面>


<景観:背面、海側から>



スローガン


「何処かで見た事のある素敵な絵画。その作者の名はアルフォンス・ミュシャです。」




ポリシー


・アール・ヌーヴォーの寵児と謳われた「ミュシャ」という偉大な画家の本来の姿を辿るためのトリガーとなるような美術館を目指す。展示している絵画は、例えるならばパソコンのデスクトップに並ぶアイコン的な役割を担い、見た人の興味に応じて掘り下げる指針を示す
▶︎ミュシャの作品の一部を各時代から満遍なく取り上げて、アール・ヌーヴォー絵画を代表するリトグラフ以外の作品も紹介。
▶︎展示絵画には、タイトル・発表年代・制作手法を明記し、一部の主要な作品には簡単な説明パネルを添えました。

・訪問者が、あたかも現実の美術館を観ている気分に浸れるようなバーチャルリアリティへのこだわり
▶︎美術館の建物はパルテノン神殿をモチーフに建築したが、いかにもSL的な非現実的建築様式は避け、実際に建築可能と思えるデザインに配慮。
▶︎作品は全て原寸大で展示(ただし、SLスケールを考慮して130%に拡大してあります)。
▶︎通常ユーザーはアバターの頭越しに見て操作することを考慮し、絵を掲げる高さは現実のそれより高い位置にした。
(マウスルックで見る場合、カメラを少し上に向ける必要があって見にくいかもしれません)
▶︎展示絵画の発色については制作完成当時の状態を探った。油彩は問題ないとしても経年劣化の激しいリトグラフに関しては当時の色合いを知る術がなく、多くの写真を見比べて平均的な色合いに対してわずかに彩度を上げた設定で統一した。

・年表や各説明パネルの内容に関してはできる限り真実を扱う配慮
▶︎自分自身の主観を交えた判断や予想を極力排除し、情報の正確さを高める配慮。
▶︎展示作品は(自分自身の調査によるものではありますが)バックボーンが明確になった作品からチョイスした。
▶︎出典の根拠があいまいな個人ブログやホームページの情報は参考程度にとどめ、ミュシャ財団や堺アルフォンス・ミュシャ館などのオフィシャル・サイトで公開されている内容に着目。
▶︎専門家によるミュシャ関連書籍を何冊か購入しその内容をメインに据えて反映した。




館内紹介


エントランス


【1F】
南側
美術館事務所

メインロビー・・・ミュシャの年表/家族の肖像・自画像/Umiroff Mirror 展示

北側
「白い象の伝説」挿絵と原画展示


【2F】
南側
サラ・ベルナールのポスター/装飾パネル 展示


中央
2F ロビー

ハンス・マカルト 併設展(ミュシャの表現方法に大きな影響を与えた画家)

北側
装飾パネル/油彩/主の祈り(LE PATER) 展示

南・北側
屋外テラス


【3F】
南側(ニュースヴァンヒルズ・飛行場・Falcon本店 連絡通路)
装飾資料集・装飾人物集/商業デザインポスター 展示



中央
聖ヴィート大聖堂ステンドグラス

北側
油彩/商業デザインポスター 展示



【B1F】
スラブ叙事詩(The Slav Epic) 展示



【参考書籍一覧】

●「アルフォンス・マリア・ミュシャ―生涯と芸術」
  ジリ・ミュシャ(イージー・ムハ)著/翻訳監修:島田紀夫/(株)ドイ/(株)三省堂書店
●「アール・ヌーヴォーの華 アルフォンス・ミュシャ作品集」
  監修:島田紀夫/ドイ文化事業室/創英社・三省堂書店
●「ミュシャ作品集 パリから祖国モラヴィアへ」
  千足信行 著/(株)東京美術
●「アルフォンス・ミュシャ 波乱と生涯と芸術」
  ミュシャ・リミテッド編/監訳:島田紀夫/(株)講談社
●「ミュシャ装飾デザイン集『装飾資料集』『装飾人物集』」
  千足信行 著/(株)東京美術
●「ミュシャの世界」
  堺市立文化館アルフォンス・ミュシャ館:協力/(株)KADOKAWA
●「アルフォンス・ミュシャ 復刻挿画本 白い象の伝説」
  ジュディット・ゴーティエ 著/訳:吉田 文/画:アルフォンス・ミュシャ/(株)精興社

目録
●ミュシャ財団秘蔵「ミュシャ展」プラハからパリへ 華麗なるアール・ヌーヴォーの誕生
 2005年1月27日~3月27日 於:東京都美術館、他

その他
●「クオ・ワディス(上)」岩波文庫
  作:シェンキーヴィチ/訳:木村彰一




もちろん入館料は無料です。ぜひ、遊びに来てくださいね^^
よろしくお願いします


セカンドライフ内スヴァンヒルズ美術館 SL url








2016年8月18日木曜日

作業報告「今日の冒険!」


さて、今日はまず美術館の建物にウェザリングを施しました。
元は出来たてのほやほやなキンピカ仕様だったのですが、
うちのシムオーナーは「バッチイテクス」が好きなので^^;
HGでダーティなテクスチャーを仕入れてきて外観はほとんど張り替えました
これで新築から一気に築30年へと、長年潮風にさらされた建物に大変身!
確かにこの方が趣があっていいかもしれませんね^^




しかし、内装はキンピカのまま!メンテナンスと清掃が行き届いているのでOKです
(ということにしました^^;)




そしてインビジブル・プリムを編集ウインドウ内のボタンで簡単につくれることから
何かしら面白いことはできないかといろいろ試したのですが、それはボツになりました^^;
結局、海を掘れて海底が見えても、それは見栄えだけの話でアバターが中に入ればやっぱり普通に暗い海底になってしまうんですね><
もしかしたら海底の中に地上と同じくらい明るい空間ができるのでは?と期待したのですがアテが外れました;;



最後に今日の大冒険(ぇ

この橋は船が通る時に水没して航路を開きます。なので海水につかる右側のガードレールはかなり錆が侵食しています。左側のガードレールは特に海水に触れるわけでも無いのですが、潮風にさらされて内陸部のガードレールよりは錆ています^^

実はこのガードーレールの橋が曲者で、時々パーツの一部が外海に吹っ飛んでしまいます><
今日は先日吹っ飛ばしたパーツの回収作業をしました



わかりにくいかもしれませんが、ミニマップ上方の水色の四角は一辺が約1000mあります(シム自体の大きさは512m×512mです)
そこから概算して吹っ飛んだオブジェクトは、外海約2000mの場所に位置しています。
このオブジェクトは、シム内の橋と連動していて(リンクはしていない)シム内の橋を移動すると一緒に動くんですよね(エラーによるもので?その理由は不明です)

まず、外海700m地点に停泊してる帆船に飛びます
帆船にはsitスクリとアニメが仕込んであるので、シム内のルートプリムにsitすれば一瞬で外海700mまでアバターが飛んで行って座れるわけです

残り1300m、ひたすらカメラを移動していき、ようやくオブジェクトにたどり着いたところでSSを撮影。




無事削除して、帆船からアバターを立ち上がらせるとエラー・・・と思ったのに、今日はすんなりシムに戻れました^^



以上
シムの造成作業は着々と進んではいますが、この調子では年内いっぱいかかるかもしれませんね^^;;;;
しばらくは楽しめそう^^/